にしむら皮フ科クリニック院長と看護師長が不定期でお送りします。

アーカイブ 『 ダーモスコピー 』

 2025.08.01(金)

難治性イボの治し方

ウイルス性のイボ(尋常性疣贅)の治療難易度は、

発生部位、大きさ、数、さらに

患者さんのイボに対する免疫力などによって決まります。

特に発生部位が重要で、

足底や爪周囲に発生するケースは、

非常に難治です(下写真)

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治療は、液体窒素による冷凍療法を行います。

この治療で大切なポイントは、

通院頻度、強度、併用治療の有無です。

これらは、年齢や難易度によって決定します。

例えば、成人で難治性の場合は、

週1回通院、強度は強く、併用療法ありです。

小児で難治性でない場合は、

強度が弱くても1回の治療で治るケースもあります。

さらに重要なポイントとして、

冷凍療法の種類があります。

冷凍療法には、

下図のように綿球法スプレー式があります。

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スプレー式の方が、強度調節ができ、

様々なテクニック(下図)を駆使できるため、

断然おすすめです

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また、毎回治療前に

しっかりと角質や瘡蓋を除去して

残存しているイボ

ダーモスコピーで確認する必要があります(下写真)。

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黒矢印(➡︎)ぐらいの大きさのイボなら、

肉眼でも分かりますが、

赤矢印(➡︎レベルの大きさだと

ダーモスコピーで見ないと見落とします

さらに、角質や瘡蓋は、

熱伝導率が悪く、

冷凍療法の障害になるため

除去しないと効果が半減します

そして、

案外知られていないのが、

通院頻度です。

毎週がベストです

3週以上の通院間隔では

治らないケースが多いですね

もし、あなたのイボが難治なら、

以上のことを見直す必要があるかも知れません。

(院長)

*以上は、いぼ治療に対する私の考え方であり、イボ治療には様々な要因が組み合わさるため、すべての症例に当てはまるものではありません。

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  2025/08/01   西村 陽一