にしむら皮フ科クリニック院長と看護師長が不定期でお送りします。

アーカイブ 『 2025/01 』

 2025.01.27(月)

アトピーバイオの導入用ガイドブックと解説動画の作成

アトピー性皮膚炎の治療は、
 
既に生物学的製剤(バイオ)の時代に入っています。
 
全国では、
 
ものすごい勢いでこの治療法が広がってきています
 
しかし、まだまだ導入できていないクリニックが多いため、
 
導入用の冊子(ガイドブック)を作りました
 
子供用
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大人用
matjp240532310.jpg
 
特に子供用は力作で、
 
イラストもこだわりました
 
医療スタッフが使いやすいように
 
内容も単純明快に作ってあります
 
イラストや内容は、当院師長の意見を大いに取り入れました
 
医師だけで作ると、
 
内容が難しく、つまらないものになりがちですから
 
さらに先日、実際の導入場面を想定した
 
解説動画の撮影も行いました。
img_0447.jpeg
 
これらの冊子や動画を使って、
 
全国的に導入が進んでいくでしょう
 
今後の問題は、導入後どのようにこの治療薬を使い、
 
どのようにやめていくかです。
 
よく効く薬ですから、導入すれば
 
どんな重症のアトピーも良くなります。
 
しかし、適当に使えば、薬を止める時期や方法がわからず、
 
間違った時期に中止して、
 
すぐにアトピーが再発し元に戻ってしまうでしょう
 
当院ではこの点は、既に解決済みですが、 
 
まだまだそこまで到達で来ていないところが多いようです
 
導入がある程度進めば、
 
今後は導入後のノウハウが話題となってくるでしょう
 
(院長)

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605  にしむら皮フ科クリニックのホームページ

  2025/01/27   cmsadmin

 2025.01.22(水)

朝の順番取りのルール

当院の受付開始は、朝8時15分からです。
 
ただし、朝6時ごろから外で並ばれる方もあり、
 
雨や雪の日に並ばれる方々が忍びないということで、
 
朝7時ごろに順番取りのボードを出すことにしました。
 
職員がわざわざ朝7時前に出勤して
 
順番に記載するボードを出します。
 
これで受付の順番が決まります
 
しかし、このボードの順番取りで結構トラブルがあります
 
並ばずに割り込んで患者さん同士で喧嘩になったり、
 
それを諌めた職員に威圧的な態度に出たりする方がいます。
 
絶対のルールは、実際にその場にいて並んでいる順です。
 
物を置いて順番取りをしていたとか、
 
一番に来ていたけど別の場所にいたとか、
 
列を無視して平気で割り込むとか、
 
ボードにすでに記載されている名前を消して
 
自分の名前を書くとか、
 
その他諸々いっぱいあるんですが、
 
上記のルール以外は全てダメです。
 
先日(1月20日)のケースは、割り込んだ方が、
 
そんなルールはホームページに記載されてない
 
と職員に逆ギレされました。
 
ということでホームページに記載した次第です。
 
こんな常識的なことまで書きたくはないんですが、
 
毎月何件かトラブルがあるので、あえて記載しました。
 
(院長&師長)
 
ボードに書いても、受付の順番ですから、まだ受付はできていません。受付開始時にボードに記載された順に名前を呼びますが、その時に居られない場合も受け付が後回しになります。ご注意ください。また、このボードは懇意で行なっていることです。職員にあたらないようにお願いします。

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  2025/01/22   cmsadmin

 2025.01.20(月)

乾癬は全身の病気です!

本日は、乾癬という病気についてお話ししましょう。
 
この病気は、あまり知られていませんが、
 
国内患者数43万人以上のメジャー皮膚疾患です。
photo.jpg
 
典型的には、
 
銀白色と称せられる鱗屑(白いフケの様なカサつき)がつく
 
境界明瞭で少し盛り上がった赤い皮疹を有します。
 
それが、頭、肘&膝、臀部(お尻)を中心に
 
全身に広がって行きます。
 
さらに問題なのは、この皮膚病は内臓を侵す病であり、
 
重症では、寿命に影響を与えることが報告されています
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それは、糖尿病、高脂血症、高血圧などの合併症から、
 
心筋梗塞や狭心症などを起こしやすいためです。
 
さらに、乾癬患者さんの約15%に
 
リウマチのような関節炎が発症し、

将来関節の変形を起こしてきます

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徐々に悪化していく病気ですから、
 
適当に治療していると、将来重症化して
 
合併症で苦しむことになり、寿命も短くなります
 
初期にしっかりと治療すれば、寛解状態にすることも可能で、
 
合併症を予防することもできます
 
特に、生物学的製剤紫外線療法は、
 
心筋梗塞のリスクを下げることが知られています。
 
乾癬は、単なる皮膚病ではありません。
 
全身を蝕む病気であることを知り、
 
しっかりと治療することが大切です。
 
(院長)

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  2025/01/20   cmsadmin
(タグ)尋常性乾癬

 2025.01.17(金)

にきび治療は時間を要する!

毎年3月中旬ごろから、受験も終わり入学に向けて
 
今のうちにざ瘡(にきびを治しておこう
 
という患者さんが大勢こられます
 
にきび治療の常識では、
 
急性炎症期治療(赤いにきびの治療)は3ヶ月、
 
維持期治療(主ににきび痕の治療)は半年以上必要です。
 
3月の中旬の受診では4月には間に合いません
 
他県に行かれる方は、
 
紹介状を書くだけで終わってしまいます
 
4月に間に合わせたい方は、今がギリギリでしょうね
 
よって、早めの医療機関の受診をお勧めします。
 
ところで、今回はデュアック配合ゲルのお話を少しします。
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この薬剤は、にきび治療薬の中でも、
 
赤にきびに対して最も即効性があります
 
しかし、ただ使えば良いわけではありません。
 
塗る量と塗り方が最も大切なんです。
 
これを使って効果がなかったという方の多くは、
 
塗る量が決定的に不足しています
 
塗る量は、月2本(20g/月)が理想です。
 
しかし、この量を適当に塗れば、
 
副作用である皮膚刺激症状が現れます。
 
よって、塗り方が大切なんです!
 
受診された方は、この塗り方
 
当院監修のガイドブック(下図)を使って詳しく説明します
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ところで、なかなかかっこいいガイドブックでしょ
 
でも内容は、
 
新しく作ったべピオローションガイドブックの方が上かなぁ

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にきび本気で治そうと思う方は、
 
定期的な通院と、
 
ある程度の時間を要するということを理解した上で、
 
医療機関を受診してください。
  
(院長)

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605  にしむら皮フ科クリニックのホームページ

  2025/01/17   cmsadmin

 2025.01.01(水)

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます
 
旧年中はたいへんお世話になりました。
 
本年も引き続きよろしくお願い致します。
 
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新年診療開始は1月6日(月)からです。
 
(院長)

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