にしむら皮フ科クリニック院長と看護師長が不定期でお送りします。

アーカイブ 『 2024/07 』

 2024.07.31(水)

デュピクセントは、いつまで続けるのか?

講演で最もよく受ける質問は、
 
『デュピクセントは、いつまで続けるのですか?』です。
 
要するに出口戦略をどうするのかです。
 
当院の出口戦略は、以下①〜③に至り、
 
長期寛解にすることです。
 
計画的な外用療法で、
 
見ても、触っても、
 
皮膚炎ゼロ(寛解)の状態
 
かゆみスコア、ADCT、POEMなどの各種スコアがゼロ
 
TARC、IgEなど血液データ正常
 
要するに、アトピーが治ったと言える状態です
42_001_3.jpeg
 
どうせこれだけ高価な薬を使うのですから、
 
そこまて持っていかなきゃ勿体ないでしょう
 
特に、①が最も大切で、
 
計画的な外用療法で、
 
外用頻度を2週間に1回以下まで持っていきます。
 
決して外用を止めてはいけません!!
 
やめてしまうと、②③の領域には到達できません
 
また、外用を適当にしていると、
 
デュピクセント中止後半年以内に再燃(再発)します
 
最終的には、外用剤も必要なくなれば
 
理想の完全寛解です
 
ただし、極めて安全な薬剤のため、
 
デュピクセントをやめる必要はないという
 
意見もあります。
 
しかし、永遠に続けるわけにもいきませんので、
 
いつでもやめられるように
 
早く①②③に到達しておくことが大切です。
 
(院長)
 
*以上の内容は、あくまでも当院の治療方針です。

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605  にしむら皮フ科クリニックのホームページ

  2024/07/31   cmsadmin

 2024.07.27(土)

アトピー治療薬デュピクセントで発毛、そして美肌!

 
アトピー性皮膚炎治療薬
 
デュピクセントの講演をすることになりました。
42ss1dup_0424.jpg
 
なぜ美容皮膚科学会でと思われるでしょう
 
実は、アトピー性皮膚炎を引き起こす
 
IL-4, IL-13は、
 
炎症やバリア障害で肌を汚くするだけでなく、
 
ニキビを発生させたり、
 
重症円形脱毛症を引き起こすことが知られています
 
デュピクセントは、
 
そのIL-4, IL-13をブロックすることで、
 
アトピー性皮膚炎の赤黒いガサガサした肌が、
 
ツルッとした綺麗な肌になるだけでなく、
 
ニキビも消失し、
 
髪の毛も生えてくるという、 
 
まさに美肌になることがわかってきました
 
どうせアトピー性皮膚炎を治すなら
 
さらに綺麗に治したいですよね。
 
そして、再発も防ぎたいですよね。 
 
適当にデュピクセントを打っていても
 
それは達成できないんですよ
 
どうすれば良いのか?
 
どれほど綺麗になるのか?
 
学会でお話したいと思います。
 
乞うご期待!
 
(院長)

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605  にしむら皮フ科クリニックのホームページ

  2024/07/27   cmsadmin

 2024.07.11(木)

にきび治療のベピオライト

昨日は、ベピオローションの全国規模の
 
webライブセミナー(医療関係者向け)を行いました。
20241001.jpeg
 
にきび治療におけるベピオローション(下写真)の
 
新しい使い方、患者さん指導を
 
医療従事者向けに講演しました。
bepiolot_btf.jpg
 
新しい使い方をベピオライトと命名して、
 
ベピオローションガイドブックを使って詳しく解説しました

bpolo001.jpeg

このガイドブックも
 
全国の医療機関で評判がいい様です
 
今回は、ベピオライトの初めての紹介でした。
 
もう少し詳しくしたものを
 
次回第42回 日本美容皮膚科学会で講演する予定です。
 
乞うご期待!
poster_sps07.jpg
 
(院長)

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605  にしむら皮フ科クリニックのホームページ

  2024/07/11   cmsadmin

 2024.07.09(火)

ざ瘡・酒さ関連WEBライブセミナー

ざ瘡・酒さ治療
 
WEBライブセミナー(医療関係者向け)を行います。
 
ベピオローション新しい治療法
 
ざ瘡治療ガイドブックの解説をします。
20240710maruho.png
 
(院長)

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605  にしむら皮フ科クリニックのホームページ

  2024/07/09   cmsadmin

 2024.07.02(火)

アトピー性皮膚炎の完全寛解(治癒)のシナリオ

完全寛解とは、薬もほとんど必要がなく、
 
お肌ツルツルアトピー性皮膚炎ゼロの状態を言います。
 
さらに各種血液データも正常で、
 
それが長期に維持されている状態です
 
遺伝病であるアトピーにとって
 
再発はゼロではありませんが、
 
治癒といってもいいかもしれません
 
そんなことが可能なのか?
 
現代医学では可能です
 
毎日何人も、この完全寛解を果たして、
 
クリニックを卒業されています
 
治療の鍵は、プロアクティブ療法であり、
 
次にデュピクセント治療の併用です。
 
しかし、
 
どちらも適当に行ってはいけません!
 
治療計画を立てて正確に行うことが大切です。
 
プロアクティブ療法なら、1日何g、週何回(或いは月何回)、
 
どのレベルの薬をどのように塗るのか、
 
しっかり管理する必要があります。
 
特に週1回外用になるまでは、気を抜かずに
 
頑張りましょう。
 
アトピーは治る!
 
それが言える時代になったのです。
 
ただし、通院と外用計画が守れる方のみトライしてください。
 
(院長)
 
プロアクティブ療法は厳密な治療であり、治療計画を無視して適当に通院したり、適当に外用する方には向きません。

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605  にしむら皮フ科クリニックのホームページ

  2024/07/02   cmsadmin