にしむら皮フ科クリニック院長と看護師長が不定期でお送りします。

アーカイブ 『 アトピー性皮膚炎 』

 2023.08.08(火)

にきび治療薬ベピオローションのWEBライブセミナー

前回紹介した
 
べピオローションWEBライブセミナー
 
内容が決定しました
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べピオローションは、べピオゲルに比べて
 
少ない量で効果を発揮します。
 
また、使用感が良くて、
 
塗った後のベタつきが少なくサラッとします。
 
しかし、塗りやすいがために、
 
塗りすぎで副作用が出ることがあります
 
よって、外用量を定量的にする必要があります。
 
正確な定量には、工夫が必要ですが、
 
簡単にできる方法がありますよ
 
また、べピオゲルで培ったテクニックを活かす方法など
 
べピオローションの使用方法を超マニアックに
 
解説します
 
ご興味のある方(医療関係者限定)は、
 
是非ご視聴下さい。
 
(院長) 

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605  にしむら皮フ科クリニックのホームページ

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 2023.07.29(土)

アトピー性皮膚炎の計画的治療

アトピー性皮膚炎(以下アトピー)外用療法は、
 
大きく分けて2つあると思います
 
プロアクティブ療法リアクティブ療法です。
 
私は、タイトコントロールルーズケアとも呼んでいますが・・
 
あるいは、計画的治療無計画治療とも言えます。
 
当院は、出来る限り計画的にタイトにコントロールする
 
プロアクティブ療法を採用しています。
 
ですから、
 
外用の塗布部位とレベル、1日の外用量(何g?)、
 
外用頻度(週何回?)などを細かく設定します。
 
そして、定期的(1〜1.5ヶ月に1回程度)に受診をして、
 
改善具合からその設定を調節していくのです。 
 
当たり前ですが、
 
プロアクティブ療法の方がアトピーは断然良くなります
 
当院では、小児のアトピーはほぼ全員、
 
中等症以上の成人アトピーも出来る限り
 
プロアクティブ療法を行なっています。
 
私にしてみれば、適当な量を適当な頻度で
 
患者さん任せに適当に塗っていて
 
アトピーが良くなるのか甚だ疑問です
 
完全寛解や寛解を目指すのなら、
 
アトピーはプロアクティブ療法
 
計画的に治療しましょう
 
(院長)
 
プロアクティブ療法は、定期的な通院が必要です。不定期な通院で、計画的治療はできません。

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  2023/07/29   cmsadmin

 2023.06.07(水)

第122回日本皮膚科学会総会で講演

先日の土日は、横浜で開催された
 
第122回日本皮膚科学会総会に参加してきました。 

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天候不良で、現地参加者はかなり少なかったですね。
 
ほとんどは、WEB参加なんでしょう
 
私は、日曜日のランチョンセミナーで講演をしました。
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これからのアトピー性皮膚炎(以下アトピー)の治療戦略と
 
デュピルマブを使用した
 
新プロアクティブ療法などを論じました。
 
デュピルマブの登場で、
 
成人アトピーの治療は、
 
ほぼ解決したと言っても過言ではありません
 
小児アトピーの治療は、
 
従来のプロアクティブ療法で90%以上解決です
 
あとは、
 
小児のプロアクティブ療法抵抗性のものだけです。
 
これについては、近い将来解決しそうです。
 
講演後に
 
座長をしていただいた宮地先生
(京都大学名誉教授、静岡社会健康医学大学院大学学長)
 
と記念撮影をしました
 
天候不良の中、座長の労を賜りありがとうございました。

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(院長)

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  2023/06/07   cmsadmin

 2023.02.26(日)

難治性アトピー性皮膚炎の新治療

前回のブログでは、プロアクティブ療法を詳述しました。
 
特に、子供のアトピー性皮膚炎(以下アトピー)における
 
計画的治療の大切さを解説しました。
 
しかし、大人の重症例の中には、
 
この治療によって、良くはなるが、
 
寛解(症状ゼロ)に持ち込めないケースがあります
 
しかし、生物学的製剤デュピクセントの登場で、
 
こういった難治例でも寛解可能になって来きました
 
しかも副作用がほとんどない
 
あっても結膜炎くらいで、これもすぐ治ります
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さらに、この薬剤はプロアクティブ療法と相性がよく、
 
併用すれば、
 
寛解できない症例はほとんどありません。
 
すごい時代になりましたね
 
将来的には、
 
これがアトピー治療の主流となっていくでしょう
 
当院における、この治療の導入・維持のノウハウは、
 
昨年論文で紹介しました[1]
 
今年も、5月21日のデュピクセント全国講演会と
 
6月4日の日本皮膚科学会総会で講演する予定です。
 
興味のある皮膚科医の方は、
 
是非ご視聴ください。
  
(参考文献)
[1] 西村陽一: MB Derma. 327:94-104, 2022.
 
(院長)

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  2023/02/26   cmsadmin

 2023.02.15(水)

アトピー性皮膚炎治療は計画的に!

当院のアトピー性皮膚炎(以下アトピー)治療は、
 
基本的にプロアクティブ療法(下図)を採用しています。
 
外用療法をきっちりと管理して、
 
完全寛解(≒治癒)へ導く治療です。
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外用のレベル、1日の塗布量、外用頻度まで
 
細かく設定します。
 
これは、皮膚の状態と血液データ(TARC等)
 
に基づいて再設定していきます。
 
例えば、症状が殆どなく(寛解
 
TARCが500 pg/mLを切ったので、外用頻度を
 
1日15gを週2回から10gを5日に1回にしてみましょうといった具合です。
 
もちろん、塗る部位や外用レベルも細かく設定します。
 
特に小児は、しっかりアトピーを治療をすることで、
 
将来の重症化を予防し、
 
食物アレルギーや喘息の発症を抑え
 
寛解維持からoutgrowして治癒するケースが多いです

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アトピーは適当に外用を塗るのではなく、
 
計画的に治療しましょう
 
ただし、大人の重症例は、
 
この治療でも、良くはなるが
 
寛解できないケースが4割程度ありました
 
しかし、新薬の登場で、これも寛解可能になっています。
 
これについては次回お話します
 
(院長)
 
*大人の軽症例や、定期的な通院ができない中等症以上の患者さんは、プロアクティブ療法を採用しないこともあります。

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  2023/02/15   cmsadmin