にしむら皮フ科クリニック院長と看護師長が不定期でお送りします。

 2025.01.17(金)

にきび治療は時間を要する!

毎年3月中旬ごろから、受験も終わり入学に向けて
 
今のうちにざ瘡(にきびを治しておこう
 
という患者さんが大勢こられます
 
にきび治療の常識では、
 
急性炎症期治療(赤いにきびの治療)は3ヶ月、
 
維持期治療(主ににきび痕の治療)は半年以上必要です。
 
3月の中旬の受診では4月には間に合いません
 
他県に行かれる方は、
 
紹介状を書くだけで終わってしまいます
 
4月に間に合わせたい方は、今がギリギリでしょうね
 
よって、早めの医療機関の受診をお勧めします。
 
ところで、今回はデュアック配合ゲルのお話を少しします。
photo1.jpg
 
この薬剤は、にきび治療薬の中でも、
 
赤にきびに対して最も即効性があります
 
しかし、ただ使えば良いわけではありません。
 
塗る量と塗り方が最も大切なんです。
 
これを使って効果がなかったという方の多くは、
 
塗る量が決定的に不足しています
 
塗る量は、月2本(20g/月)が理想です。
 
しかし、この量を適当に塗れば、
 
副作用である皮膚刺激症状が現れます。
 
よって、塗り方が大切なんです!
 
受診された方は、この塗り方
 
当院監修のガイドブック(下図)を使って詳しく説明します
fea439553044ec75e8916aadc9e13c45a_2.jpg
 
ところで、なかなかかっこいいガイドブックでしょ
 
でも内容は、
 
新しく作ったべピオローションガイドブックの方が上かなぁ

bpolo0011.jpeg

にきび本気で治そうと思う方は、
 
定期的な通院と、
 
ある程度の時間を要するということを理解した上で、
 
医療機関を受診してください。
  
(院長)

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605  にしむら皮フ科クリニックのホームページ

  (タグ)ニキビ(にきび、尋常性ざそう)   2025/01/17   cmsadmin
≪ 謹賀新年  |  乾癬は全身の病気です! ≫