この前の水曜日は、
皮膚科医と小児科医向けに
アトピー性皮膚炎治療(以下アトピー)の
WEB講演を行いました
主に生物学的製剤デュピクセントのお話をしました。
アトピー性皮膚炎の患者さんは、
にきびや円形脱毛症をよく合併します。
さらに、
重症の喘息や鼻炎も
合併していることがあります。
アトピーだけでなく、
それら全てが、デュピクセントで
よくなります
凄い薬なんですが、
計画的な外用療法もせずに、
適当に投与すると、
デュピクセント終了後に
アトピーはすぐに再発してしまいます
デュピクセントは、あくまでも
プロアクティブ療法(計画的外用療法)
を完成させるための補助薬と考えています。
現在当院では、
この治療方法で、
デュピクセント終了後も
3年以上寛解維持している
(再発していない)方が7人もいます。
高額な治療ですので、
チャンスを活かして
アトピー性皮膚炎を徹底的に
治してしまいましょう
*当院では、ある目標をクリアすれば、デュピクセントをいつかは止めるという考えで治療を行っていますが、副作用が非常に少ない薬剤ですので、最近では基本的に継続すること(止めないこと)を治療方針とする考えもあります。これについては別の機会でお話します。
(院長)
*なかむら皮膚科の中村院長には、和歌山からわざわざ来福していただいて座長の労をお取りいただき誠にありがとうございました。