にしむら皮フ科クリニック院長と看護師長が不定期でお送りします。

アーカイブ 『 乳児血管腫 』

 2025.04.23(水)

赤あざ(血管腫)の治療開始は早ければ早いほど良い!

当院には、赤あざの患者さんが結構来られます

しかし、最近気になっているのが、

生後数年経って改善しないので

受診される方が多いことです

聞くと、医療機関で数年経過を見るように

言われているようです

単純性血管腫は、放置しても基本改善しません

0歳時に治療を開始するのが最も効果が高く、

早ければ早いほど良いのです。

乳児血管腫(いちご状血管腫)は、

8割は放置しても消失しますが、

2割はなんらかの痕を残します。

レーザー治療なら、5〜6回(1回/月)までに

消失するケースが多いです

生後1〜2ヶ月で治療を開始すれば、

1歳までには治るので、放置する選択肢はありません。

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赤あざは、

0歳児早期から治療を開始するべきです。

(院長)

*正中母斑の一部は、自然に改善することがあります。乳児血管腫の皮下型などは内服(βブロッカー)の併用が必要になることがあります。

〠918-8105 福井県福井市木田3丁目2605  にしむら皮フ科クリニックのホームページ

  2025/04/23   西村 陽一

 2024.10.08(火)

乳児血管腫(いちご状血管腫)の治療

乳児血管腫(いちご状血管腫)とは、乳児期に出現する
 
苺のような外観をした赤アザです。
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放置しても、8割は7〜8歳位までに自然消褪します。
 
しかし、2割弱は何らかの痕を残します
 
残った痕は治せないことが多いんです
 
よって当院では、
 
基本的に放置せず治療を行います。
 
治療は、内服とレーザー治療(下写真)になります。
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当院のレーザー治療では、
 
ほとんどのケースが5回程度の照射で治療を終えます。
 
月1回の照射で半年以内に終わります。
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こんなに簡単に治ると知らない医師が多いので、
 
結構放置されており、
 
巨大になったり、
 
痕が残ってから来院される方が少なくありません
 
大きなものや、皮下に広がっているものは、
 
内服(プロプラノロール)の併用が必要であり、
 
時間がかかります。
 
内服は、それなりの副作用がありますで、
 
入院での導入が必要です。
 
小さいうちに治療すれば、
 
レーザー単独で、より短期間に治ります
 
よって、
 
放置せず早期に治療を行うことをお勧めします。
 
(院長)

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  2024/10/08   cmsadmin