にしむら皮フ科クリニック院長と看護師長が不定期でお送りします。

 2023.11.21(火)

小児アトピー性皮膚炎のデュピクセント治療

成人のアトピー性皮膚炎(以下アトピー)の治療は、
 
デュピクセント(デュピルマブ)の併用による
 
新プロアクティブ療法(下図)によって、
 
どんな重症アトピーでも
 
寛解(症状ゼロ)に持ち込めるようになってきました
 
それも極めて安全にです
 
さらに、デュピクセント中止後も
 
3年以上寛解を維持している方が大勢います
photo_20241124.jpg
 
以下のブログでも詳しく述べています。
 
小児の場合は、プロアクティブ療法単独
 
寛解になる方がほどんです
 
しかし1割以下ですが、寛解に持ち込めない
 
難治性アトピーの方もおられます
 
こういった難治例に、今年9月より
 
デュピクセントの年齢制限が解除され、
 
生後6ヶ月より使用できるようになりました
 
当院でもすでに、10歳以下の小児5人が、
 
デュピクセント治療を開始しています。
 
これでもう、アトピーで寛解できない症例は
 
ほぼゼロです
 
ここ10年のアトピー性皮膚炎治療の進歩は凄まじい
 
(院長)
 
*デュピクセントは、真面目に定期的に通院している方のみ適応です。ガイドラインでは、その期間は6ヶ月以上とされています。不定期な通院や初診の方は、処方できません。まずは、真面目に通院してください。

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  (タグ)アトピー性皮膚炎 , プロアクティブ療法   2023/11/21   cmsadmin
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