先日、金沢でアトピー性皮膚炎の
バイオ治療の講演会があり、
座長をさせていただきました。
バイオとは、生物学的製剤のことです。
今回は、イブグリースの会です。
イブグリースは、デュピクセントの次に
よく使用されているアトピーバイオですね
いつもバイオの講演で思うのは、
みなさん導入することに必死で、
出口戦略(バイオの止め方)が
抜けていることです。
バイオをどのように使い、
どのように止めていくのか?
止めた後どうなるのか?
計画的な外用もせずに、適当にやめれば
半年後には再発するでしょう
当院では、すでに300例以上の
アトピーバイオの経験があり、
さらに計画的外用療法(プロアクティブ療法)
を併用しています。
よって、
出口戦略と中止後のデータはしっかりあります
この点を強調したんですが、
みなさん導入の話ばかり気にかけ、
終わり方は無頓着に感じました
高額な治療ですから、できるだけ再発しない、
しても軽症にする工夫が必要です。
(院長)